measure twice, cut once
「Measure twice, cut once」 は直訳すると、「二度測って、一度切る」という意味ですが、大工の世界から来たことわざで、「慎重に計画してから行動するべき」という意味です。失敗を防ぐために、事前にしっかり確認することを勧める時に使います。
Before making big decisions, always remember: measure twice, cut once.
(大きな決断をする前に、必ず「二度測って、一度切る」の精神を忘れないように。)
meta
Episode 369のトピック”meta”。この言葉には色々な意味があるようですが、例えばビジネスで”meta”が使われる場面は、要約すると以下のような感じみたいです。
ビジネスで “meta” を使う場面は、大きく3つに分かれます。
- 自己言及的なもの(業界・システム自体をテーマにする)
- 高次の視点・戦略的な視点(高次のレベルで考える)
- 業界ジョーク・皮肉(無駄なプロセスを面白がる)
1. 自己言及的(Self-Referential)
その業界やプロセス、コンセプトそのものについて語っていることを指す 。
- “We are running a marketing campaign about marketing itself. That’s so meta.”(マーケティング手法そのものをPRするマーケティングキャンペーンを実施するなんて、すごくメタだね。)
- “An AI that writes research papers about AI? That’s super meta.”(AIがAIについて研究するなんて、超メタだね。)
2. 高次の視点・戦略的な思考
- 経営戦略の議論で、個別の施策ではなく、企業の存在意義や市場全体の動向を考える。
- “Instead of discussing features, let’s think on a meta level about our product’s role in the market.”(機能の話ではなく、メタレベルでこの製品が市場で果たす役割を考えよう。)
- ブランディングの話で、ロゴや広告だけでなく、ブランド全体の哲学を議論する。
- “On a meta level, what does our brand truly represent?”(メタレベルで、私たちのブランドは本質的に何を表しているのか?)
3. 業界内ジョークや皮肉
特にテック業界やスタートアップでは、「メタ」をカジュアルに使うことがあり、会社文化や働き方に対するユーモアとして使われることも多い 。
- “A meeting about meetings? That’s super meta.”
- (会議について話すための会議?それめっちゃメタじゃん。)→ 会社の無駄なプロセスを皮肉るニュアンス。
- “We are building a platform for people to build platforms. That’s so meta.”
- (プラットフォームを作る人向けのプラットフォームを作ってるなんて、すごくメタだね。)
あまり「meta」という言葉を使う機会はないと思うけど、ネイティブが使うのを聞いたときに、なんとなく意味を理解できれば良いかなと・・・。
ちなみにmetaは、以下のような表現で言い換えられるようです。
- “That’s so self-referential.”(それは自己言及的だね。)
- “That’s ironic.”(それは皮肉だね。)
- “This is a higher-level discussion.”(これはもっと高次の議論だね。)
以上のような知識を持ったうえでエピソード369を聞きなおすと、かなり分かりやすくなる。