tugging at, put one’s heart into…, run over…

ALL EARS ENGLISH

All Ears English – episode400から確認したフレーズ

tug at

番組の会話では、”You have a lot of different projects tugging at you.”という形で使われています。

これは直訳すると
「たくさんのプロジェクトがあなたを引っ張っている」 ですが、意味としては
「たくさんのプロジェクトがあなたの注意や時間、エネルギーを奪おうとしている」
となります。つまり、いろんなことに気を取られて忙しいとか、心が乱される状況を表しています。

他の例も挙げると:

  • The memory of that day still tugs at my heart.
    「あの日の思い出は今でも私の心を揺さぶる。」

物理的ではなく、注意・感情・エネルギーを引っ張られるという イメージです。

compartmentalize

compartmentalizeは「(物事や感情を)区分けする・切り分ける」 という意味です。

例えば:

  • I try to compartmentalize my work and personal life.
    「仕事と私生活を切り分けるようにしている。」
  • He compartmentalizes his emotions, so he doesn’t get overwhelmed.
    「彼は感情を切り分けているので、感情に飲み込まれない。」

つまり、頭の中や生活の中でいろんなことをカテゴリー分けして、それぞれを独立させて考える・扱うというニュアンス。

特に、感情面での整理(心の整理整頓)や、複数の役割をこなすときに「ここはここ、あれはあれ」と線引きして管理する時によく使います。

put one’s heart into

put one’s heart into は英語でとてもよく使われる表現で、意味はシンプルに「心を込めて取り組む」「全力でやる」「情熱を注ぐ」という意味です。

  • She put her heart into the project.
    「彼女はそのプロジェクトに心を込めて取り組んだ。」
  • If you put your heart into it, you can achieve anything.
    「心を込めて取り組めば、何だって達成できるよ。」
  • You can tell he really put his heart into that performance.
    「彼がそのパフォーマンスに本当に情熱を注いだのが伝わってくる。」

単なる「頑張る」よりも、感情・情熱・愛情を込める感じなので、仕事だけでなく、歌、料理、趣味などにもよく使えます。

run over

番組の会話では、“Don’t run over to your boss…”と使われています。この場合の run over to は物理的な動作で、「(急いで)走って行く」「駆け寄る」 という意味なので、「慌てて上司のところに行くなよ」という感じになります。

run over は他にもたくさん意味があります:

車などが「ひく・轢く」

  • The car almost ran over a cat.
    「その車はもう少しで猫を轢くところだった。」

時間や予定が「長引く・オーバーする」

  • The meeting ran over by 30 minutes.
    「会議は30分も延びた。」

頭の中で何かを「確認する・復習する」

  • Let’s run over the plan one more time.
    「もう一度計画をざっと確認しよう。」

液体が「溢れる」

  • The bath is running over!
    「お風呂が溢れてる!」

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