未来を表す英語表現の使い分け

語法・文法

英文法で「未来を表す表現」について、それぞれの表現のニュアンスや使い方の違いなどを分かりやすく教えてください。

はい、それでは未来を表す表現として、「will」「be going to」「現在形」「現在進行形」「will be + ing形」について説明します。

will

「will」は単純に未来に起こる出来事を述べるときに使われます。何かが将来起こることを予測したり、話したりするときに最も一般的です。その場で決まった予定や確定的でない未来の予測、意志・意図の表現についてよく使われます。

  • I will go to the store later. (後でお店に行くよ)
  • It will rain tomorrow. (明日雨が降るだろう)
  • I think it will be a great party.(きっと素晴らしいパーティーになると思います。)

be going to

「be going to」は、ある程度前もって決めた予定や確実な未来の出来事を表すときに使います。また、客観的な状況から予測できる未来にも使います。

  • I’m going to visit my grandparents next weekend. (来週末、祖父母を訪ねる予定です)
  • Look at those clouds! It’s going to rain. (あの雲を見て!雨が降りそうだ)

「be going to」と「will」の違い

  • be going to はすでに計画されたことや、何らかの状況に基づいた未来を表します。したがって、意図的に未来を決めている、あるいは現状からその未来が予測されるというニュアンスが強いです。
  • will は、その場での意思決定や、単純に未来の出来事を予測する場合に使われます。具体的な計画がまだない場合や、あまり確実でない未来の予測に使われます。

I am going to buy a new car next month.
(来月、新しい車を買う予定です。) 計画がすでにあることを示しています。

I will probably buy a new car next month.
(来月、新しい車を買うかもしれません。) まだ確定ではなく、予測や意思表示です。

現在形

現在形も未来の意味を持つことがありますが、主に時間が決まっている予定や、確定したスケジュールに対して使われます。(電車、バス、授業、会議など)

  • The train leaves at 10 AM tomorrow. (電車は明日10時に出発します)
  • The meeting starts at 2 PM. (会議は午後2時に始まります)

現在進行形

現在進行形は特に個人的な予定など、既に計画中で準備が整っている未来の行動や出来事に使います。 口語表現として使うことが多いです。

  • I’m meeting John tomorrow. (明日、ジョンに会う予定です)
  • We’re leaving for Paris next week. (来週、パリに出発します)

なお、進行形には適さない動詞があります。これらの動詞は「状態動詞」と呼ばれ、進行中の動作とはみなされず、一般的に現在進行形では使われません。

主な状態動詞

1.感情や知覚を表す動詞: like, love, hate, prefer, see, hear  

  例: I like coffee.(私はコーヒーが好きです。)  

     I am liking coffee. (誤り)

2.所有を表す動詞: have, own, belong

  例:She has a car.(彼女は車を持っています。) 

    She is having a car. (誤り)

3.心の動作や状態を表す動詞: know, believe, understand, need

  例: I know the answer.(私は答えを知っています。)  

    I am knowing the answer. (誤り)

will be + ing

will be +ing形は、未来のある時点でその行動が進行していることを強調します。また、未来の予定について表現する際にも使います。

  • This time tomorrow, I will be flying to New York. (明日の今頃、私はニューヨークに向かって飛行機に乗っているでしょう)
  • I will be working late tonight. (今夜は遅くまで働いているでしょう)

それぞれの表現は、話している内容やその未来の出来事がどれだけ確実か、またどれだけ準備が整っているかによって使い分けます。

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