Asicsのトレイルランニングシューズ、GEL-Trabuco 13を購入したのでご紹介します。
これまで使用していたナイキWildhorse 8が消耗してきたので、新しいトレランシューズとして購入しました。
とはいえ、最近は山に行く頻度も減っているので、普段履きがメイン。雨の日の通勤でも快適に履けるようにゴアテックス仕様のモデルを選びました。
特徴

最初に手にした時の第一印象は「軽い」トレランシューズ。
見た目がゴツい感じなので、ちょっと重そうなイメージだったのですが、デイリートレーナ系のロード用ランニングシューズとあまり変わらない印象です。

アッパーはメッシュ素材になっていて、部分的にラバー素材で補強されています。もちろん裏地はゴアテックスがラミネートされています。
ミッドソールにはFF BLAST PLUS ECOが使われています。公式サイトによると、軽量・クッション性・ソフトな履き心地を実現した素材だそうです。踵周りはこのミッドソールが左右からしっかりとサポートしてくれていて、着地の安定性も高いと思います。
ドロップは、海外のレビューサイトによると8mmとありました。(かかと側:35.5mm, つま先側:27.5mm)
あと個人的に良いなと感じたのは、ヒールカップがあまり硬すぎないこと。自分の場合、ここがガチガチに固められていると、アキレス腱が痛くなることがあるので…。

シュータンの真ん中あたりに、つまみの付いたゴムバンドがあります。何のために付いてるのか最初分からなかったのですが、海外のアシックス公式サイトによるとlace holderとのこと。余った靴紐の固定ホルダーですね。(なぜか日本の公式サイトは情報量が少ない…。)

アウトソールは幅広で接地面が大きい。
トレイルでのグリップも良さそうな感じがします。
緑色の部分は、おそらくロックプロテクションプレート?

インソールはごく普通のEVA素材のものです。ペラペラな感じではなく、インソール自体のクッション性も高いです。
サイズ感

購入したのは、サイズが25.5、靴幅はスタンダード(スタンダード以外の展開なし)。
ランニングシューズは、だいたいこのサイズを購入しています。
実際に足を入れてみると、通常の2Eとかに比べるとかなり幅広な印象。特に足先はラウンドシェイプでゆったりしているので窮屈さは全くありません。
自分の場合、足が少し細めなのでトレランとかハイキングをする時は、ダブルアイレットを使ってフィット感を高める必要がありそうです。
ちょっと気になったのは、つま先のインナー部分。この部分のアッパーには補強のラバー素材がラウンド状に付いていますが、プロテクションのためか、内側の生地もちょっと堅めになっています。フィット感重視でワンサイズ小さいのを買ったりすると、走っているときに指があたって痛くなるかもしれません。実際、自分も25.5でサイズに余裕があったので25.0も試してみたのですが、微妙にこの部分が薬指に当たって違和感を感じたのでやめておきました。試着して、指の当たりが気にならないか確認したほうが良いです。
実際に走ってみると

とりあえずロードを少し走ってみたのですが、走り始めてすぐに安定性の高さを感じることができました。接地面が広くて、足裏全体でフラットに着地できます。
また、ロックプロテクションも入っているためか、ソールの剛性感も感じられます。
サイズ感がややワイドだったので、走ったとき踵が浮くのが心配でしたが、ダブルアイレットで結んでいたので大丈夫でした。
クッションも柔らかすぎず、グニャっとするような腰折れ感もないので、しっかり体重を支えてくれます。
今まで使用していたNike Wildhorse 8 は、サポート性や安定感に乏しく、ガレ場の下りで踵着地しようものなら、すぐに足首をグネりそうな感じだったのですが、GEL-Trabuco 13なら安心して走れそうです。
総評
- 必要十分なクッション性と着地時の安定性を両立。
- 軽量で履き心地が良い。
- 靴幅はスタンダードだけど広めで窮屈感がない。
とても良いトレランシューズだと思います。ゴアテックス仕様のトレランシューズということで、他にナイキのペガサス・トレイルと迷ったのですが、多分、このGEL-Trabucoで正解でした。まだ実走していませんが、トレイルでのグリップも良さそうな感じがします。もう少し涼しい季節になって、このシューズで山を走るのが楽しみです。